Go, Iceweasel, Go

"Iceweasel released from its cage - apparently I'm a dinosaur" というわけで、めでたく名前を変えた Firefox 2*1 が数日前から Sid に来てたのだけど、"#399670 - Upgrade to Iceweasel failed - Debian Bug report logs" なんてバグも登録されてたので一応 sudo aptitude forbid-version firefox firefox-gnome-support してたのを、本日解除。ていうか、他に大きな問題もなさげなので、一旦 firefoxfirefox-gnome-support を purge することでバグを回避して、iceweaseliceweasel-gnome-support を新規で install した。
遅ればせながら 2 な生活を開始。User Agent は "Mozilla/5.0 (X11; U; Linux i686; en-US; rv:1.8.1) Gecko/20061024 Iceweasel/2.0 (Debian-2.0+dfsg-1)"。
Firefox 2 一般については "http://level.s69.xrea.com/mozilla/index.cgi?id=Firefox20" にならんでるリンクからだいたいわかる。以下は個人的なメモ。

  • 2 になっても Pango 有効 (ディフォルト) だと重かった。Google Reader で J や K を押して記事を開くときのスピードなどが全然ちがうので、やっぱり /etc/iceweasel/iceweaselrc (なんとなくシステムワイド) で MOZ_DISABLE_PANGO=1 した。
  • フィードのプレヴューはナイス。閉じたタブの復元 (History → Recently Closed Tabs) もナイス。タブを閉じたとき、フォーカスがそのタブを開いたリンクがある親タブに戻るのは、最初とまどったけど、これも慣れるとナイス。
  • network.cookie.cookieBehavior を 1 にする GUI はなくなった。これは個人的にたまらんので user.js でセット。
  • 新規ウィンドウを開かせようとするリンクを、既存タブ (同タブ) に開くという設定も GUI からできなくなったぽい。これはしばらく新規タブに開く設定で使ってみる。

ところで、これは Firefox 2 になってのことじゃないのだけど、かな漢字変換が有効になってると、Google Reader などでショートカット・キーが効かない件、"http://www.mozilla-japan.org/kb/solution/2086" と同じ問題だ。この問題は Firefox 3 で修正されます (現時点では Windows および Linux 版のみ) ということで OK。
なにはともあれ、フリー (≠無料、=自由) 版 FirefoxDebian にやってきた。Even if we came to a similar bargain, the logo has a non-free copyright license, so it isn't going into main. ということで、つまり UbuntuRed Hat と同様の取り引き (bargain) をしても、名前とロゴはセットだといわれる以上、Debian の場合 main ではなく non-free にしか入れられない*2んだから、今後も Iceweasel で行くことになるんだろう。ディストロとしては微妙にヤな話なのかもしれないけど、それはそれでいいじゃないかと思う。Go、Iceweasel、Go。

*1:事情については "はてなブックマーク - debianとlicenseとmozillaに関するtakunamaのブックマーク" あたりにブックマークしてる。ちなみに Thunderbird は Icedove、Seamonkey は Iceape になる。

*2:本年上旬、Mozilla側の開発者であるMike Connor氏がDebianに対してバグレポートを報告したが、その中で述べられていた意見に、仮にDebianが収録するブラウザをFirefoxという名称で呼ぶのであれば、Firefox用のグラフィック類もすべて同梱する必要があり、それを厭うのであれば何か別のブラウザ名に変更しなければならない、というものがあった。