希望の国

"404 Blog Not Found:商人にも三行半の分" 経由で "経団連ビジョン「希望の国、日本」 (2007-01-01)" というのが発表されてるのを知る。中身は読まないけど、村上龍の小説に "希望の国エクソダス" (asin:4167190052) というタイトルのものがあることなど、当然無視なんだろうな。逆に強く意識したものであっても、気味が悪いかがっかりするかなのだろうけど。
龍の小説で "希望" と呼ばれたものは、おそらく、商行為など経済的なものであれ表現など文化的なものであれ、ルールの共有を前提としないコミュニケーションとその先に広がるものだった。個々人あるいは小さな集団というような規模においてはともかく、日本社会というような規模においてはむしろその "希望" に背を向けている感はずいぶん前から変わらない。ふと "http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/005b556059cc466b1407112716f08bfe" を眺めると、TV や 2ch自分の同類が世の中にたくさんいることを確認して慰めを得ている という人々のことが書かれている。ただ、別にそれでかまわないといえばかまわないのだろう。不満ならエクソダスせよというわけで。
ところで、こんなことを書いておきながら、自分も群れてはてなセリフで遊んでみた。"希望の国エクソダス" でポンちゃんがいったセリフ (p. 314) をはてなちゃん (髪の毛が "?" になってる) にいわせてみたりして。
この国には何でもある本当に... - はてなちゃんセリフ - はてなセリフ