はてなダイアリーを使うことにしたわけ (1)

はてなダイアリーを使ってみることにした。きっかけは、"『グーグルが本の電子化で狙う「うまみ」の正体は』に応える① - bookscanner記" 経由で、そこに引用されてる "Scan This Book!" の該当部分周辺を拾い読みしたことだった。

When books are digitized, reading becomes a community activity. Bookmarks can be shared with fellow readers. Marginalia can be broadcast. Bibliographies swapped. You might get an alert that your friend Carl has annotated a favorite book of yours. A moment later, his links are yours. In a curious way, the universal library becomes one very, very, very large single text: the world's only book.

書籍が電子化されるとき、読書はコミュニティの行為になる。ブックマーク (しおり) はともにそれを読む者と共有可能に、余白 (への書きこみ) はブロードキャストされうるようになり、参考文献一覧は交換される。愛読書に友人のカールが注釈をつけたという知らせを受け取るなんてこともあるだろう。その直後、カールがつけたリンクは君のものになるのだ。興味深い道筋をたどり、世界図書館はとてもとてもとても大きな単一のテクストになる。それは、世界の唯一の書籍だ。

読んだのはこれだけなのだけど、ちょっと興奮してしまったのだった。そしてすぐ、これはすでに実現していることなのだと気づいた。ウェブだ。これはたんに紙媒体で流通していた情報がウェブに組みこまれるということなのだった。すでにウェブにあるものについては、みんなもうそのようにやっている。
書籍宇宙がウェブに接続されドラスティックに変容するという、そのような話を読んであらためてウェブというもののパワーを思い知るなんて、紙媒体で公開された情報をつい重要視してしまう老人みたいじゃないかとちょっと自嘲し、そして、どうにも非社交的な性格からウェブでもひきこもっていたのをちょっと変えてみようかと思ったのだった。
で、それにはなにか人をつなげちゃうしくみがあるところがいいかと思い、ちょっとばかり調べたり考えたりしてみた結果、はてなダイアリーに書いてみることにした。ハロー、はてな